基隆公車
  台北市の北、台湾の最北端に位置するのが基隆市である。台北市の周囲を台北縣が取り囲み、台北市に隣接する市として汐止市があるが、これは台北縣に属する。基隆市は台北縣の外にあり、台北市、高雄市、台中市、台南市同様、独立市である。台北市を北市、高雄市を高市、と略するのと同じように基市と略する。市バスも基市公車と呼ばれる。
 基隆市には市営バスである基市公車のほか、基隆客運が走っており、公車には系統番号が付いているが、客運バスには番号は付されていない。このほか、淡水客運が淡水から北部海岸経由で乗り入れているほか、国光客運、光華バス、台北客運、大有バスの子会社・福和客運、中興巴士、汎通客運が高速経由で台北市内から乗り入れているが、台北以南との直通バスはない。なお、2006年9月より、首都客運が美麗華から高速でやってくるようになった。一般道のバスは台北市内の中心部と基隆の中心部を結ぶ路線は無い。基隆河は基隆市内を流れるが基隆の海に注がず、台北市内を横断して淡水河に合流して海に注ぐことから分るように、基隆市と台北縣の間は距離的には直通できないことは無い距離であるのに、直通バスが無いのは、政治的、人情的に台北市に対して基隆市が独立しているという主張のように思える。実際、基隆は鉄道利用で通勤圏内に入っているので交流が無いわけではない。
 先に述べた高速バスは競争が激しい為、運賃はオトク設定になっており、かえって地道を走るバスのほうが運賃は割高である。基本料金は台北市内と同じ15元であるが、未だにカードシステムは導入されていない。台北市に対して主張している基隆であるが、ここはひとつ、利便性を追求して、ヨヨガ-を導入して欲しいものである。
 水色地に海山の絵が描かれている車体が基隆の市バス(公車)。殆どの路線は基隆火車站〜循環站の間を走る一極集中型路線を設定。
 このほか、同じデザインのマイクロバスも走っている。一部正面は白地のバスも走る。高雄市も同様であるが、台北市のような広告だらけのラッピングバスは走っていない。さらに、高雄市はカラーシートでカラーリングを行っているが、基隆は塗装である。
基隆客運は中興巴士グループと基本的には同じ塗装。しかし、正面エンブレムに「K」マークが誇らしげに入っている。基隆客運のドル箱路線は基隆〜九分(正しくはにんべん付)であろう。台北からは高速バスとして九分行きが設定されているが、基隆側は全線一般路線。古い街並みを走っていたかと思うとちょっとした田舎道も走る。もう1つのドル箱路線は基隆〜野柳〜金山の観光・レジャー路線。
基隆公車(路線バス)の紹介
基隆市公車 市外線・客運 その他 首都之星 九イ分関連